PROFILE リュック・ジャケ監督

生物学の高等教育修了後、南極にあるデュモン・デュルヴィル基地で14ヶ月にわたる越冬を経験。その時撮影した最初の長編監督作品『皇帝ペンギン』は、世界中で2500万人以上の観客を動員。2006年アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を含む、数々の栄誉ある賞に輝いた。2010年、映画や映像を通じて自然保護活動に取り組むワイルド・タッチを設立。2013年の 「IL ÉTAIT UNE FORÊT」の後、氷河学者の Claude Lorius の長編ドキュメンタリー 「LAGLACE ET LE CIEL」で監督を務めた。このプロジェクトに並行して、気候変動をテーマに、野心的かつメディア横断的なプログラムがワイルド・タッチによって実施された。現在、リュック・ジャケは、ワイルド・タッチと共に、生物多様性を包括的に描こうとするグローバルな芸術プロジェクトに取り組んでいる。「フロー・オブ・ライフ(命の流れ)」だ。地球上の生き物がそれぞれどのように他の生き物とつながっているのかを語るシリーズである。その中で、ワイルド・タッチ・アンタルクティカ探検隊は、2015年秋、南極のアデリー基地にて、ヴァンサン・ムニエとローラン・バレスタによる撮影を実施した。

NGOワイルド・タッチによる映画『皇帝ペンギン ただいま』

全世界で2500万人以上の動員を記録し、2006年のオスカーを受賞した『皇帝ペンギン』の成功を機に、リュック・ジャケは非営利団体ワイルド・タッチを設立した。このNGOは、地球と生命の美しさを描き紹介することによって、様々な保全活動への理解と賛同の輪を広げていくことを目的としている。その最初の作品「IL ÉTAIT UNE FORÊT」は、鬱蒼とした原生林を舞台としたリュック・ジャケのプライベートな挑戦だった。クラシカルなオーディオビジュアルのナレーションを用い、科学と芸術との融合を試みた。さらに、「LAGLACE ET LE CIEL」(気候)と「ANTARCTICA!」(南極)とによって、世界中の何百万人もの人々が、各種のメディアを通じて、ワイルド・タッチの生物多様性に関する芸術的取り組み=「フロー・オブ・ライフ」を共有することになった。野心的な伝達手法と人々の五感にダイレクトに訴える訴求力とによって、自然と人間とを結ぶ革新的、科学的、かつ芸術的架け橋が完成する。芸術家であると同時に科学者、教育者でもあるというリュック・ジャケの類い稀な才能が、多くの観衆を生物多様性の世界へと誘ったのだ。ワイルド・タッチが創造した作品群は、多様なメディアを介して個々の観衆を結びつけていった。博物館での特別展、スマートフォン、映画館へと、ソーシャルネットワークを拡張し続けたのだ。このようなネットワーク構築を通じて、「フロー・オブ・ライフ」の作品群は、貴重な自然遺産を守りたいという大衆の強い意思を編み上げつつある。

ライン
Filmography
2017
皇帝ペンギン ただいま
製作 : Bonne Pioche

2015
LA GLACE ET LE CIEL
製作 : Eskwad

2013
IL ÉTAIT UNE FORÊT
製作 : Bonne Pioche

2007
きつねと私の12か月
製作: Bonne Pioche

2005
皇帝ペンギン
アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞、新人監督作品賞
/リュック・ジャケ、音響賞を含む、セザール賞4部門ノミネート、
ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞
ドキュメンタリー映画賞ほか多数受賞&ノミネート

製作: Bonne Pioche
2004
DES MANCHOTS ET DES HOMMES(TV)
(coréalisation avec J. Maison)
製作: Bonne Pioche
ANTARCTIQUE PRINTEMPS EXPRES(TV)
製作: Bonne Pioche
SOUS LE SIGNE DU SERPENT(TV)

2001
LA TIQUE ET L’OISEAU (TV)

2000
ペンギン物語(TV)

1999
L’ASTROLABE EN TERRE ADÉLIE(TV)
LE LÉOPARD DE MER :
LA PART DE L’OGRE(TV)

1996
LE PRINTEMPS DES PHOQUES
DE WEDDELL(TV)
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